クリスマスの風景

どうもサンタと橇が合わなかった様で、一度として欲しかった物がもらえた記憶が無い。「サンタ＝親」って事を親に言ったら傷付くもんだと子供心に気遣いし、遠まわしにリクエストをしたせいなのか、それとも親のリサーチ能力が劣っていたのか。

• 鉄道模型が流行っててそれリクエストしたら、主流のNゲージじゃない奴、軌道の幅が合わずで誰とも遊べなかった。（小３）
• 任天堂のファミコンが出たてで「スーパーマリオ」を欲しかったのに起きたら枕元に置いてあったのは「プーやん」（小４）
• 田宮のラジコンが欲しかったのにショボラジコン。田宮のグラスホッパーとかパジェロが当時流行で自分で組み立てるのが楽しそうだったし、かなりの迫力がある。スピードもメチャメチャ速い。しかし起きて枕元に置いてあったのは対象年齢が５歳ぐらいの超低速でしか走らない有線（←ここ重要）のラジコン、車種不明（小５）
• 「ガンダムのプラモデルくれ」と素直に言ったら、枕元に置いてあった「量産型ザク１／５００」（小６）

いつも「そうそう、これが欲しかったんだよー」って顔して親に「プレゼントありがとうってサンタさんに伝えといてね」の報告をし、その後ひとしきり子供部屋で泣いたっけ。
そんなこんなで中学に入ってからは友人宅でパーティーするようになりプレゼントは貰えなくなってしまった。朝方家に帰ると毎年我が家恒例のターキーとブッシュ・ド・ノエルが自分の分残されていてチョット心痛めてたの思い出したな。
しかし何故か、小学校に入る前に貰った木製の輪投げやパチンコは今も大事に持ってるから不思議なもんだ。

最近聞き及んで楽しかったのは、

父に、「サンタクロースは凄い奴なんだ」と教えられた。
世界中からサンタクロースになりたい人が集まって、5年間訓練をする。
小太りになる為に好き嫌いをせずモリモリ食べ続けたり、
おもちゃの入った大きな袋を担ぐ為に毎日筋トレに励んだり、髭の手入れをしたり。
相棒のトナカイは、トナカイが小さな頃からサンタ自身が大切に育てる…と。
そして5年間修行を終えた後、サンタ界の一番偉い人が合格者を発表する。
5年間、サンタクロースになる為に必死に修行したのに合格するのは1割に満たない。
合格者は勿論嬉しいが、5年も共に過ごしたライバル達の気持ちを思うと素直に喜べない。
だから、この「サンタ訓練を頑張ったけど合格出来なかった人」には特典がある。
その特典は、大人なのに25日の朝に枕元にサンタクロースからのプレゼントがある事。
プレゼントと共にサンタ訓練の卒業証書が置かれている事。

というのと、

なんでサンタさんって子供たちみんなに渡せるくらい多くのプレゼントを持っているのか知ってる？クリスマスの日以外はプレゼントの為に各地で盗みを繰り返しているらしいよ。

てのなんだけど、教え込む子供いないじゃん。サンタさん今年のプレゼントは子供を・・・ってかまず彼女を｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡

追記
駅に無印良品のポスターがあって「悪い子はタマネギしかもらえない」フランスって書いてある。タマネギしかくれてないって、悪サンタだよなぁっていつも思う。