サンデイ

事故で長期入院している友人の見舞いに山梨へ。半年ぶりに顔を出したわけだが前回のホワイトボードにのたくった判読不明の筆談から、パソコンでコミュニケーション出来るまで回復しており涙がでそうになる。ただ記憶が混濁しており五分おきに、「此処何処?」「今日何日?」と訪ねられるのを辛抱強く教えなくていけない状態が直視できない。
途中、彼が失恋と仕事の重圧でバランスを崩し事故を起こした時の元彼女が見舞いに来て暫し雑談。周りで感情的に彼女を責め立てる声を聞くけど彼女が悪いとは思わない。恋愛なんて色々あるわけだし、心が弱く失恋を受け入れることが出来なかったのは残念ながら彼の責任なのだから。そして、彼女の背負ってしまった得体の知れないものを考えたら、とてもじゃないが責める事なんてできないじゃないか。彼女の淋しげな笑顔に色々考えさせられた山梨の日曜日です。