ホワイトバンドを外す時

貿易政策論の講義で、斜め前にヘビメタの風貌の男の子が座っていたんだけど、腕にビスの様な物が付いている皮のバンドをはめていた。別にそれ自体は「ふーん」とも思わないんだけど反対の腕にはめていたのが「ホワイトバンド」でした。「おぉー実物を始めて見たよ」と思って前見たら講師の先生も付けてるじゃないですか、「ホワイトバンド」!前期授業でフェアトレードのビデオを見せたりしていたので、なるほどと。
ホワイトバンドの主張は共感できる。ネットなどで「ホワイトバンドを買っても貧しい国にお金が渡らない」などと叩かれているけど、そもそも「ホワイトバンドを購入して売り上げ金をアフリカの貧しい国にお金を送って救おう」という活動ではないから批判のポイントはズレてるんじゃないかと思う。自分は活動を、「ホワイトバンドを付けることで、アフリカで貧しい生活を強いられてる人達がいることを忘れず、自分の生活の無駄な部分を改め、出来る事からやっていこう。」ぐらいの受け止め方をしていたんだけど、どうなんだろ。
今回のホワイトバンド叩きは、他国の活動では白い物を身につけようとしているのに、日本では商品として販売し、ファッション化してしまったのがどうも叩かれる要因ではないのかと。さらに身に付けた芸能人がホワイトバンドの目的をちゃんと説明できなかったり、ネットで転売に高値が付いたりと、本来の趣旨から外れた報道が多くあるのも残念だ。あと、製造国が中国ってのもチョット、せめて製造原価が高くなったとしてもアフリカの貧しい国で作ってれば受け取り方も違っただろうに。
とりあえず、先生がいつまでホワイトバンドを着けているのかヲチしてみようと思う。

追記
ホワイトバンドを着けていた彼の机の上にDoleのジュースが載っていたんだけど、Doleがどんな会社なのかも知っとけよと。

追記2
数年前、ハワイのbodyshopにフェアトレードのリングが$10ぐらいで売っていたの思い出した。日本の店では取り扱ってないみたいですね。

追記3
ホワイトバンドを着けるってことは、外す時はどう思うんだろう?着けなくても自分はちゃんと考えられると思うから外すのかな?「流行らなくなったから」「汚れたから」とかだと切ないです。

追記4
黄色のラバーバンドってのもあります。今年ツール7連覇を飾りロードから引退したランスが癌撲滅の活動の為におこなってます。名前は「live strong」こっちは購入自体が募金活動みたいですね。彼の山岳アタックでウルリッヒヴィノクロフバッソを置き去りにする走りは熱くなります。フレイレには楽しませてもらいました、ヤヴァイくらい熱い。
自分の母親も乳癌になったのですが、日本だと乳がんピンクリボンの活動が有名ですね。