若いイルカのように元気よく食べる
深夜のホテルのバーラウンジに一人で大きなヘッドフォンをかけストーン・テンプル・パイロットやグレイトフル・デッドを聞きながら、つまらなそうに窓の外の雪を眺めている少女、ファミレスで手に余るほどのハードカバーの分厚い小説を眉間にしわを寄せながら真剣に読みふける、思い出したように煙草を口にくわえ、機械的にコーヒーカップを傾ける、また文字を追う少女。村上春樹の本にはこんな描写がよく出てくる。ありそうでない、もしくは実際にある状況を想像しながら読み進む。なんとなく、「まだいいや」と思って手に取らずにいた本。評価の賛否が分かれているそうだけど別にどっちだっていいんでしょ?
描写の追記
フードつきのグレーのブルージーン、何度も洗われたらしく色のあせた黄色いスニーカー。隣の背中にスタジアム・ジャンパーがかけてある。これもけして新品には見えない。年齢は大学の新入生というあたり。高校生ではないけれど、まだどこか高校生の雰囲気を残している。髪は黒くて短く、まっすぐ。化粧気はほとんどなく、アクセサリーらしき物もつけてない。ほっそりとした小さい顔。黒縁の眼鏡をかけている。眉のあいだにときどき、きまじめそうなしわが寄る。
読了後、村上春樹で読みこぼしてる本をAmazonで探してたら「ポートレイト・イン・ジャズ」発見、ついでにセレクションCDも購入、あ、ヘッドフォン( ゚Д゚)ホスィと思いついでにクリック・・・・・自分に誕生日プレゼントって事で(´Å`)
いつも作中の音楽が気になっていたので、作品を読み返して聞いてみたい。
このヘッドフォンは雑誌にある人の私物として紹介されていて欲しくなった一品。
ここでチト金額が気になる、そういや土曜日はカレーの「曼荼羅」から4軒ハシゴしたような、「俺には透けて見える」ん〜その話さっきの店でも言ってなかったですか?あれ、店変わったのにまた同じ話してますよ、これってdeja vu。
追記
ヘッドフォン16,800円、買っちゃいましたけど何か。